2024.04.092024年4月9日、厚生労働省は、新たな感染症対策組織として専門組織「国立健康危機管理研究機構」を25年4月に設立すると発表しました。
新機構は、国立感染症研究所と、国立国際医療研究センター（NCGM）を統合するもので、日本版の米疾病対策センター（CDC）という位置づけ。
「国立健康危機管理研究機構」の英語名はJapan Institute for Health Security、略称は「JIHS（ジ―ス）」としました。
会見で武見厚労相は、コロナのパンデミックの経験を例に挙げ、
「実務レベルの司令塔機能というものを、やはり平時からしっかりと作っておいて、しかもそこがしっかりと情報の中心地になって、国内のみならず国際的にもネットワークをしっかりと持った形で、こうした感染症に係わる情報を収集・分析し、そしてそれに対応する必要な研究調査というものが行えるような拠点という機能を作り出すことが必要」と、JIHS設立の経緯を語りました。